
ふるさと納税とは?お得な仕組みを図解で解説!実質負担2000円だけ
ここ数年ふるさと納税が注目され、お得な制度であるとテレビや雑誌でも見かけることが多くなりました。
ふるさと納税ってお礼の品がもらえて、お肉やお米で贅沢できるかも・・・と思われた方。
そうなんです。ふるさと納税は寄附された方にとってとてもお得な制度なんです。
ではなにがお得なのでしょうか?
今回は、ふるさと納税を知らない方に、ふるさと納税の仕組みを徹底解説!
まだ納税したことのない方は、2019年こそ、ふるさと納税デビューしちゃいましょう♪
ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは自治体への寄付制度
ふるさと納税とは一番簡単に言えば「自治体へ寄付をすること」。
ふるさと納税を行っている自治体であれば日本全国どこでも寄付することができます。
(中には現在住んでいる自治体への寄附はできない場合もあります)
寄付の仕方はPCやスマホから、簡単に自治体やその返礼品を選択し支払いまでおこなうことができますよ。
今はクレジットカードでの支払いがメインとなっており、ますます寄付までのスマートさが増しています。
ふるさと納税では実質2000円で返礼品がもらえる!
そして寄付を受けた自治体がそのお礼として用意しているのが、返礼品です。
この返礼品こそが、自治体が特産品や商品券などを競うようにして提供しており、日頃話題になっているんですね。
その一例として
・佐賀牛
・高級うなぎ
・特Aランクのお米定期便
・シャインマスカット
・温泉感謝券
・象印の炊飯器
・ソニーのDVDプレーヤー
・・・などなど。これらには実質2000円以外のお金は一切かかりません。送料もゼロ!
他にもウニやタラバガニなどの高級魚介類や、ビールや日本酒、ワイン等の地酒、宿泊券やライブのチケットまで。
地方に根付く様々なモノや体験がお礼の品として贈られています。
住民税の控除の仕組みと、手続きの方法
ではなぜ2,000円で返礼品がもらえるのでしょうか。以下の図をご覧ください。
ふるさと納税で自治体に寄附をした寄附金は、「ある上限額まで」ですが、寄附金額から2,000円を引いた残りの額全てが翌年の住民税などの税金から控除(差し引き)されるのです。
上記のように50,000円寄付した場合、48,000円は翌年の税金から天引きという形で返金されるので、実質2,000円の負担だけで返礼品がもらえると言えるのです。
その為の手続きは、実際寄付した後に届く書類1枚を書いてポストに入れるだけ。
これだけで手続きが終わりです。(こちらに関しては後述します)
書類一枚書くだけで肉や米などがお得にもらえる・・そんな美味しい話なんです!
つまりふるさと納税は
寄付する→返礼品が届く→手続きする→翌年の税金が安くなる
という仕組みになっているのです!
以下の記事では、ふるさと納税の寄付申込みから税金が控除されるまでの詳しい流れが確認できます。
寄付金控除の上限額は年収と世帯によって変動
先ほど「ある上限額まで」は2,000円を引いたすべての寄付額が翌年控除される、という話をしました。
その人が受けられる上限額は家族構成と年収でそれぞれ変わります。
例えば独身で年収が高いほど多くなります。以下の表をごらんください。
年収\家族構成 | 独身または共働き | 夫婦または共働き +子供一人 (高校生) | 共働き+子供一人 (大学生) | 夫婦+子供一人 (高校生) | 共働き+子供二人 (大学生と高校生) | 夫婦+子供二人 (大学生と高校生) |
---|---|---|---|---|---|---|
300万円 | 28,000円 | 19,000円 | 15,000円 | 11,000円 | 7,000円 | - |
325万円 | 31,000円 | 23,000円 | 18,000円 | 14,000円 | 10,000円 | 3,000円 |
350万円 | 34,000円 | 26,000円 | 22,000円 | 18,000円 | 13,000円 | 5,000円 |
375万円 | 38,000円 | 29,000円 | 25,000円 | 21,000円 | 17,000円 | 8,000円 |
400万円 | 42,000円 | 33,000円 | 29,000円 | 25,000円 | 21,000円 | 12,000円 |
425万円 | 45,000円 | 37,000円 | 33,000円 | 29,000円 | 24,000円 | 16,000円 |
450万円 | 52,000円 | 41,000円 | 37,000円 | 33,000円 | 28,000円 | 20,000円 |
475万円 | 56,000円 | 45,000円 | 40,000円 | 36,000円 | 32,000円 | 24,000円 |
500万円 | 61,000円 | 49,000円 | 44,000円 | 40,000円 | 36,000円 | 28,000円 |
525万円 | 65,000円 | 56,000円 | 49,000円 | 44,000円 | 40,000円 | 31,000円 |
550万円 | 69,000円 | 60,000円 | 57,000円 | 48,000円 | 44,000円 | 35,000円 |
575万円 | 73,000円 | 64,000円 | 61,000円 | 56,000円 | 48,000円 | 39,000円 |
600万円 | 77,000円 | 69,000円 | 66,000円 | 60,000円 | 57,000円 | 43,000円 |
625万円 | 81,000円 | 73,000円 | 70,000円 | 64,000円 | 61,000円 | 48,000円 |
650万円 | 97,000円 | 77,000円 | 74,000円 | 68,000円 | 65,000円 | 53,000円 |
675万円 | 102,000円 | 81,000円 | 78,000円 | 73,000円 | 70,000円 | 62,000円 |
700万円 | 108,000円 | 86,000円 | 83,000円 | 78,000円 | 75,000円 | 66,000円 |
725万円 | 113,000円 | 104,000円 | 88,000円 | 82,000円 | 79,000円 | 71,000円 |
750万円 | 118,000円 | 109,000円 | 106,000円 | 87,000円 | 84,000円 | 76,000円 |
775万円 | 124,000円 | 114,000円 | 111,000円 | 105,000円 | 89,000円 | 80,000円 |
800万円 | 129,000円 | 120,000円 | 116,000円 | 110,000円 | 107,000円 | 85,000円 |
その他、ふるさと納税サイトなどで提供している「控除上限額シミュレーション」で算出することもできますよ。
年収が200万円でも15,000円の寄附が可能
上記の通り、年収が200万の場合15,000円の寄付が可能です。15,000円の寄附でもお米20kg、宮崎牛1.5kgなど、十分高級なお礼の品をもらうことが可能です!
その他にもあまおうやマンゴー、温泉チケットなど、15,000円の寄附でもらえるものはたくさんありますよ♪
ワンストップ特例制度を使えば手続きはもっと簡単に
先ほどふるさと納税は”書類1枚を書いてポストに入れるだけ”と言いました。
その制度を「ワンストップ特例制度」と言います。
昔は確定申告が必要でしたが、今では多くの人がこの制度を利用しています。
ワンストップ特例制度を使うには会社などにお勤めで、確定申告をする必要が無い方。その他の条件は以下記事をご覧くださいね。
その前に自分が確定申告が必要なのか不要なのか分からない方は、以下の記事をご覧ください。
簡単申し込みで豪華なお礼の品をもらおう
ふるさと納税の仕組みは、会社の株や証券を買い優待をもらう感覚に近いかもしれません。
しかし、株や証券では購入するには数十万円かかり、すずめの涙ほどの優待しかもらえません。
また、値下がりをすると元のお金すら戻ってこないリスクすらあります。
それに対しふるさと納税では、1万円や2万円の寄付で自治体の自慢の返礼品をもらうことができるのです。
しかも確実に税金で控除されますので、上限額など気を付けるところはあるにせよ、リスクはゼロと言えます。
ローリスク・ハイリターンの制度なのです。
これからふるさと納税を始めたい、という方には簡単に寄附ができるポータルサイトがおすすめ。
以下記事では、複数あるふるさと納税サイトを比較・紹介してるので、参考にしてみてください★