【税理士監修】2021年のふるさと納税はいつまで?申請時期を具体的に解説

年末の慌ただしい時期にする人が多いふるさと納税。
「バタバタしているうちに、うっかり期限が過ぎてしまって・・・」となりがちです。せっかく寄付しようと思ったのに間に合わなかったり、控除・還付の手続きに遅れたりしたら大変です!
この記事では、ふるさと納税のスケジュールについて特集しました。
いつまでに何をする必要があるか確認し、余裕を持ってふるさと納税を楽しみましょう。

2021年ふるさと納税のスケジュール

カレンダーとペン

ふるさと納税は12月31日まで!でも注意が必要

翌年控除されるためのふるさと納税の寄付は12月31日まで、と言えます。実際に一年で一番寄付があつまるのも12月31日です。

さとふるやふるさとチョイスなどのサイトから、クレジットカード払いで寄付する場合は12月31日の23:59までに寄付を完了すればOKです。

銀行振り込みや払込取扱票の場合は、12月31日までに入金することが必要です。
また自治体によっては決済の方法に関わらず早めに締め切りを設定しているケースもあるので注意が必要です。

年末ぎりぎりに寄付して2021年のふるさと納税に間に合ったか心配な場合、寄付金受領証明書で確認できます。記載されている受領日が2021年12月31日までの日付なら大丈夫です。

ワンストップ特例制度の手続きを2022年1月10日までに

原則としてワンストップ特例制度の書類は、寄付した翌年の1月10日必着です。
2022年の1月10日(月)は、祝日です。郵便の配達は日曜と祝日はありません。そのため12日(水)までとしている自治体もあるようです。
寄付した自治体が、期限をいつまでに設定しているか確認するのも手間がかかります。余裕をもって早めに返送しましょう。

ワンストップについて詳しくはこちらの記事をご覧ください

確定申告の手続きは2022年3月15日までに

2022年(令和4年)の確定申告は、2月16日(水)~3月15日(火)まで。最終期限日を過ぎても期限後申告として受理はしてもらえます。けれども、場合によっては延滞税や無申告加算税などのペナルティが課される可能性があります。期限内に済ませておくに越したことはありません。

確定申告について詳しくはこちらの記事をご覧ください


2021年のふるさと納税、控除できたか確認するには?
2022年6月に届く、住民税決定通知書※で確認できます。
ワンストップ特例制度を利用した人は、左下の摘要欄に記載の「寄附金申告特例控除適用」や真ん中部分の「税額控除額⑤」の市民税・県民税分の合計金額をチェックしましょう。
ふるさと納税した金額マイナス2,000円の金額が控除されているなら、ちゃんと手続きできていたことになります。
確定申告した場合、所得税から控除された金額を計算し、住民税決定通知書に記載の市民税・県民税の控除額と合計します。ふるさと納税額から2,000円引いた金額になっていたら大丈夫です。

※正式名称「給与所得等に係る市民税・県民税 特別徴収税額の決定・変更通知書(納税義務者用)」

ふるさと納税の仕組み

説明する女性

ふるさと納税の仕組みは、以下のようになっています。

・自分で選んだ自治体に寄付
・ワンストップ特例制度を利用するか確定申告をする
・寄付額マイナス2,000円が、住民税や所得税から控除・還付される

寄付した自治体からは、返礼品と呼ばれるお礼がもらえます。返礼品は寄付するときに欲しいものを自分で選ぶことが可能です。
つまり、普通に買って2,000円以上になる返礼品をもらったら、実質的には得になる仕組みになっているのです。
寄付できる金額は年収によって決まり、その金額は「限度額」「控除上限額」などと呼ばれています。各ふるさと納税サイトでは簡単に自分の限度額を調べられます。寄付額マイナス2,000円が控除・還付されるのは、限度額以内の寄付のみ。限度額を超えて寄付した場合は控除されないので注意が必要です。

12月末になるまでに、余裕を持った早めの寄付がおすすめ

クリスマスツリーの前に立つ女性

先程も説明したように、寄付の限度額は年収によって増減します。そのため1年間の年収がはっきりする年末に「ふるさと納税にまだ間に合うかも!」と駆け込みでふるさと納税する人も多いようです。しかし年末ぎりぎりにふるさと納税の寄付をするのは、あまりおすすめできません。

欲しい返礼品が売り切れてしまう可能性

人気の返礼品はふるさと納税サイトに掲載された後、意外と早くなくなることも。家電や雑貨など、欲しいメーカーや色が決まっている場合は見つけたら早めに申し込んだ方がよいでしょう。

年末年始は忙しい

年末は仕事が忙しいので連休に入ってからふるさと納税しようという方、返礼品選びは休暇中にのんびりできるかもしれません。けれどもワンストップ特例制度を利用する人は、年始の忙しい時期に控除の手続きをする羽目になってしまいます。

期限に間に合わない可能性

年末ぎりぎりになってふるさと納税して間に合わず、翌年の寄付になってしまったら・・・。年の初めから出鼻をくじかれてしまいそうですね。

特に初めてふるさと納税する人や、2回目以降でもふるさと納税サイトに登録している住所やカードに変更がある人は、先に登録だけでもしておいた方がよいでしょう。
31日の夜に寄付する場合、カードの登録に手間取ったり通信が遅れたりなどのアクシデントが発生したら心臓に悪そうです。

ふるさと納税はいつまでに何をする必要があるのか決まっているので、年末ぎりぎりの寄付は避けた方が無難です。おおよその限度額で早めに寄付し、年末に年収が確定したら調整するくらいがおすすめです。

まとめ

もはや年末の風物詩になりつつある、ふるさと納税。頑張った1年間を振り返りつつ、豪華な食材や欲しかった家電などを選ぶのは楽しいですよね。
しかし年末ぎりぎりの寄付になると、今年のふるさと納税に間に合わなかったり、ワンストップ特例制度の手続きの日程に余裕がなくなったりします。いつまでに、どの返礼品に寄付するかだいたいでも決めておくとよいでしょう。
2021年に高還元率で人気の返礼品を特集しました。是非こちらを参考に返礼品選びをお楽しみください。

監修者

監修:坂根正哉

focAs会計事務所&労務事務所 代表税理士、資格の学校TAC 非常勤講師(税理士試験 法人税法)
2010年に明治大学を卒業。TAC株式会社に非常勤講師として入社し、二足の草鞋で都内の税理士事務所に勤務。2013年に税理士試験合格。2017年に開業税理士として登録。現在は、クラウド会計に特化した会計&労務事務所を東京と福岡の2拠点で展開している。